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2019.08.05施工現場レポート某県内 排水機場等点検整備業務

2019年6月5日~2019年6月13日

工事場所 某県内 設置年度 1979年
井戸仕様 400mm×25.60m ケーシング材質 VU+SUS管
用途 機械冷却用井戸 自然水位

洗浄前 -7.412m

洗浄後 -7.456m

適正揚水

洗浄前 1,000リットル/分

洗浄後 2,900リットル/分

本井戸は機械冷却用井戸で、約30年前に揚水量低下のため、稼働停止中の井戸を今回再生する目的で井戸内カメラ調査、ユニバーサル洗浄を行い、復旧させることになりました。

井戸内カメラ調査(洗浄前)

  • 井戸内カメラ調査1
  • 井戸内カメラ調査2
  • 井戸内カメラ調査3

洗浄を行う前に井戸内にカメラを入れて、井戸の中の状態を確認しました。ストレーナは目詰まりにより完全に閉塞し、巻線の状態も判別できず、動水も見られませんでした。

井戸内特殊洗浄工

  • 井戸内特殊洗浄工1
  • 井戸内特殊洗浄工2
  • 井戸内特殊洗浄工3

長年をかけ徐々に付着した硬いスケールが充填砂利奥まで固着していたため、当社の特許技術である「ユニバーサル洗浄工法」にて井戸内特殊洗浄工を行いました。ストレーナ部を重点的に洗浄し、取水部を保護する巻線を破壊しないよう、簡易カメラを用いて井内洗浄状況を確認しながら、圧力を調整し、慎重に作業を行いました。ユニバーサル洗浄の回数を重ねるに連れ、既設ケーシング管の表面に付着していた汚れから、目詰まりの原因となる砂、既設管の奥に固着していた砂へと洗浄ノズルに堆積する物質が変化したため、洗浄効果があったものと判断しました。

井戸底浚渫工

井戸底浚渫工1
井戸底浚渫工2

空気の浮上力を利用し、底部の堆積物を引き上げるエアリフト工法にて実施しました。錆スケール、砂、シルトが排出物として確認されました。

井戸内カメラ調査(洗浄後)

井戸底浚渫工1
井戸底浚渫工2

洗浄後には再度カメラを入れて井戸内の様子を確認します。取水部表面の汚れが剥離し、目詰まりが解消され充填砂利部まで確認出来ました。サポートロッドが経年使用の腐食により欠損している状態が見られました。その周辺では巻線にも腐食が進行し、痩せ細ってきているのが確認出来ました。井内での大きな動水を確認し、水の透明度も高くなった事からも通水が良くなったと判断できました。

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