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施工事例詳細

井戸洗浄再生技術某県内 排水機場等点検整備業務

2019年6月5日~2019年6月13日

工事場所 某県内 自然水位 洗浄前:-7.412m
洗浄後:-7.456m
設置年度 1979年 井戸仕様 400mm×25.60m
ケーシング材質 VU+SUS管 適正揚水 洗浄前:1,000リットル/分以下
洗浄後:2,900リットル/分
用途 機械冷却用水源井戸

本井戸は機械冷却用水源井戸で、揚水量が極端に少なくなったことで、長年の間使用されていませんでした。しかし再利用の必要性があり、井戸洗浄を行うことになりました。洗浄工法は弊社のユニバーサル洗浄工法が採用され、井戸を再び使用することが出来るようになったためお客様からお喜びの声を頂きました。

井戸内カメラ調査(洗浄前)

  • 井戸内カメラ調査1
  • 井戸内カメラ調査2
  • 井戸内カメラ調査3

洗浄を行う前に井戸内にカメラを入れて、井戸の中の状態を確認しました。ストレーナは目詰まりにより完全に閉塞し、巻線の状態も判別できず、動水も見られませんでした。

井戸内特殊洗浄工

  • 井戸内特殊洗浄工1
  • 井戸内特殊洗浄工2
  • 井戸内特殊洗浄工3

長年をかけ徐々に付着した硬いスケールが充填砂利奥まで固着していたため、当社の特許技術である「ユニバーサル洗浄工法」にて井戸内特殊洗浄工を行いました。ストレーナ部を重点的に洗浄し、取水部を保護する巻線を破壊しないよう、簡易カメラを用いて井内洗浄状況を確認しながら、圧力を調整し、慎重に作業を行いました。ユニバーサル洗浄の回数を重ねるに連れ、既設ケーシング管の表面に付着していた汚れから、目詰まりの原因となる砂、既設管の奥に固着していた砂へと洗浄ノズルに堆積する物質が変化したため、洗浄効果があったものと判断しました。

井戸底浚渫工

井戸底浚渫工1
井戸底浚渫工2

空気の浮上力を利用し、底部の堆積物を引き上げるエアリフト工法にて実施しました。錆スケール、砂、シルトが排出物として確認されました。

井戸内カメラ調査(洗浄後)

井戸底浚渫工1
井戸底浚渫工2

洗浄後には再度カメラを入れて井戸内の様子を確認します。取水部表面の汚れが剥離し、目詰まりが解消され充填砂利部まで確認出来ました。サポートロッドが経年使用の腐食により欠損している状態が見られました。その周辺では巻線にも腐食が進行し、痩せ細ってきているのが確認出来ました。井内での大きな動水を確認し、水の透明度も高くなった事からも通水が良くなったと判断できました。

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