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井戸復元長寿命化技術

長期にわたり使われた井戸を改修工事で長寿命化

破損・腐食した井戸も、二重ケーシング化で
復元・長寿命化が可能です

産業活動の源となっている水源井戸。昭和30年以降の高度経済成長期に新設され、20年以上経過した井戸は、ケーシング管、スクリーン管の経年老朽化による破損や崩壊が懸念されており、早急な改修工事による対策が必要です。

まず、水中カメラでケーシングやスクリーンの損傷や劣化度合いを調査します。損傷が著しい場合、井戸の掘り直しが必要となりますが、損傷が軽度~中程度の場合や、丸穴巻線スクリーンの巻線のみが腐食、継手部分が一部腐食している場合は、そのほとんどが二重ケーシング管の設置で対応が可能です。

二重管設置には既設井戸をそのまま使用できるメリットがあり、設置後のメンテナンスも容易に行えますので、結果として井戸の長寿命化に繋がります。

施工

まずは水中テレビカメラ調査で井戸内の状態を確認

ケーシングやスクリーンの損傷や劣化度合いを調査します。

対策として、既設井戸内に1サイズ~2サイズ小さい内挿管を挿入する二重ケーシング管設置工事や部分的に補修を行うパッチ工事があります。
井戸内部のカメラ調査を行った上での判断となりますが、二重ケーシング管が設置できないような、損傷が著しい状態については新しく井戸を掘り直しする事が必要となります。

洗浄前のカメラ調査
写真:洗浄前のカメラ調査

腐食の度合いが不明

洗浄後のカメラ調査
写真:洗浄前のカメラ調査1

腐食の度合いが明確に分かります

洗浄後のカメラ調査
写真:洗浄前のカメラ調査2

腐食の度合いが明確に分かります

全体的な腐食・劣化・破損がある場合でも、
二重ケーシング管で井戸の復元が可能です

破損等が軽度~中程度の場合や、丸穴巻線スクリーンの巻線のみが腐食、継手部分が一部腐食している場合は、そのほとんどが二重ケーシング管の設置で対応が可能です。二重管設置を行う事は既設井戸をそのまま使用できるメリットがあり、設置後のメンテナンスも容易に行えますので、結果として井戸の長寿命化に繋がります。

二重ケーシング後の横スリット

二重ケーシング管施工

劣化、破損等のある既設井戸内に1サイズ小さなケーシング管(井戸のパイプ)を挿入します。
これにより長寿命化が図れるだけでなく、メンテナンスも簡単になります。

傷んで洗浄ができなくなってしまった井戸も、二重ケーシング化することで、また洗浄が可能になります

  1. 古い井戸
    古い井戸

    スクリーン部分が目詰まりし、地下水が井戸の中に入りにくくなっています。

  2. 二重ケーシング管設置
    二重ケーシング管設置

    設置後、二重ケーシング管外側の既設ケーシング管スクリーン部分まで洗浄を行います。

  3. ユニバーサル洗浄後
    ユニバーサル洗浄後
    弊社のユニバーサル洗浄で洗浄可

    洗浄により目詰まりが解消され、管の効果が発揮されます。

横スリット型ストレーナ

設置前のスクリーン

耐衝撃性硬質塩化ビニル管に横スリットを施したストレーナ管で、耐食性に優れ強度も井戸ケーシングとしては問題ありません。

開口率は7~15%と従来のスリット型(縦スリット)と比較しても大きく、スリット型の中では集水が見込めるスクリーンです。

横スリットであるため、当社のユニバーサル洗浄工法と相性が良く、二重ケーシングで施工した後でも、効率の良いメンテナンスが行えます。

二重ケーシング後の横スリット

二重ケーシング後の横スリット

耐衝撃性硬質材質が塩化ビニルであるため、腐食することはありません。
継手もねじ込みによる接続であり、ねじ幅も50mmと強度も何ら問題ありません。

なぜ二重ケーシングをするの?

井戸の経年使用でストレーナの劣化や腐食が進行してしまうと、井戸の破損の恐れから、洗浄を行うことができません。洗浄ができなければ、ストレーナの目詰まりが解消せず、水の出が悪くなった井戸は使えなくなってしまいます。そんなとき、二重ケーシング(内挿管)を入れることで洗浄が可能になります。
その結果、井戸の長寿命化に繋がります。これはヴィーマにしかできない特許技術です。

証書

二重ケーシング管設置作業の流れ

事前の水中カメラ調査で井戸崩壊の恐れがあり、施工の必要性を判断したうえで二重ケーシング管設置を行います。

1. 二重ケーシング管設置

  • カメラ調査により得られた情報を基に、二重ケーシング管プログラム図を作成しスクリーン位置を決定します。
  • ケーシング管の材質は塩ビ管、ステンレス管など用途、ご予算に合わせてお選びいただけます。
  • 通常二重ケーシング管施工は口径を2サイズダウン(φ350→φ250、φ200→φ100)させ既設管と二重管の間に砂利を充填しますが、弊社施工の場合、既設井戸の状況によりますが、口径は1サイズダウン(φ350→φ300φ200→φ150)に止め、基本的に砂利充填は行わず、その後メンテナンス向上を図ります。
写真:立ち合い検査の写真
立合い検査の写真

写真は塩ビ管(横スリット)を使用した施工例です。

井戸口径を1サイズダウンで止めることで既設井戸の揚水能力を落とさず、以後井戸を稼働させることが可能です。

写真:二重ケーシング管設置状況の写真
二重ケーシング管設置状況の写真

ケーシング管は、塩ビ管、ステンレス管の他に塩ビ管とステンレスの巻線ストレーナーを組み合わせたKVSストレーナー等があります。

スクリーンの種類は、横スリット型をはじめ丸穴巻線型などがあります。

写真:ピット内設置完了の写真
ピット内設置完了の写真

充填砂利の役割は揚砂・帯水層の崩壊を防止する事なので、明らかな揚砂が確認された場合を除いては砂利充填は行いません。

施工場所や深度にもよりますが、施工は1日で完了し、翌日には揚水可能な状態に復旧致します。

2. 洗浄作業

  • 二重ケーシング管内からユニバーサル洗浄工法で洗浄作業を行います。
  • 当社の特許工法であれば、二重ケーシング管設置後でも既設井戸の付着物による目詰まりを除去することが可能です。
写真:超高圧洗浄車と特殊ノズルで井戸内を洗浄

超高圧洗浄車に特殊ノズル(特許仕様)を装着し、井戸内の洗浄を行います。

二重ケーシング管設置後の洗浄であれば、22~25MP(約220~250kg/㎠)の高水圧で洗浄を行います。

写真:特殊ノズル回転確認の状況

写真は、ノズル回転確認の状況です。

水圧でノズルを回転させ、ケーシング内をむらのない洗浄を行います。

ノズル先端と管内面の距離が殆どないため効果的な洗浄が期待できます。

写真:特殊ノズルを挿入する様子

上の写真のように、二重ケーシング管内に洗浄ノズルを挿入し既設ケーシングの錆や汚れを洗い落としていきます。

弊社のユニバーサル洗浄工法では井戸口径φ50~φ1000まで対応可能です。

井戸を新しく掘り直す前に一度ご相談ください!!

劣化や破損等がほとんど見受けられない場合についても、経年劣化対策として、二重ケーシング管の設置・推進を行っています。
それは、結果的に突然起こり得る井戸崩壊による地下水供給不能を防ぐための対策であり、貴重な水資源の財産を守る上で大切な事だと考えています。
今ある井戸・地下水資源を大切に…

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