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井戸洗浄・再生技術

ヴィーマでは、全国各地の様々な井戸の再生・長寿命化工事において、提案・施工を行っております。

ユニバーサル洗浄工法(特許取得)の実績は、1,200本に至りました。

ユニバーサル洗浄工法(特許取得)は「早い・綺麗・確実」3拍子揃った画期的な工法です。

ヴィーマのユニバーサル洗浄工法(特許取得)は、超高圧ポンプ車から高圧ホースに送られた超高圧水と洗浄ノズルを使用し、高速旋回噴射させて井戸内で上昇・降下させながら汚れをきれいにムラなく洗浄する工法です。
洗浄装置は、洗浄時に発生する水流を逃がさない構造で、スクリーン内面付近より超高圧水を噴射・高速旋回させる、従来とは全く違う洗浄方式です。

大掛かりな櫓などを必要としないため短工期が実現でき、工費も抑えることができます。
洗浄工程も早く、きれい確実に洗浄でき、揚水量の大幅な改善が期待できます。

井戸トラブルの原因の大部分は「汚れ」・「目詰まり」

井戸のトラブルのほとんどは、スクリーンに付着した汚れや「充填砂利」と呼ばれる砂利の入った部分の地層砂や粘土の粒子による目詰まりです。
その目詰まりをユニバーサル洗浄工法は、毎分770回転の高速旋回洗浄によって目詰まりしたものを井戸内に引き込み、確実に取り除きます。

外側の充填砂利部分の洗浄は他の洗浄工法では完全に取り除くことはできません。

井戸トラブルの原因

毎分770回転の高速旋回洗浄だからできる、早くてムラのない確実なユニバーサル洗浄工法

井戸洗浄・再生の施工イメージ図
実際の動き

崩壊した井戸は延命再生が難しく、コストが高い井戸の掘り直し工事を行っているのが現状です。

ヴィーマでは事前に井戸内のカメラ調査を詳細に行い、井戸内の現状と不具合の原因を把握したうえで、井戸の長寿命化を図るため、長年の調査実績による知識を最大限に活かしお客様により良いご提案をさせていただきます。

ご案内(井戸の管理者、お客様用)井戸を管理されておられる担当者様、井戸をお持ちのお客様このような心当たりはございますか?

CHECK LIST CHECK LIST
  • 井戸の水が出なくなった、出が悪くなった。
  • 井戸内の水が濁ってきた、井戸水を使用した時に砂が出る。
  • 今現在、井戸を掘ってから20年~30年以上経過している。
  • 井戸の洗浄メンテナンス、井戸内カメラ調査を1度も行ったことがない。
  • ポンプ等を入れ替えたが、昔より汲み上げ量が少ない。
  • ポンプを動かすと突然水が出なくなる、または空気が出てくる。

上記の項目にひとつでも当てはまる井戸は、今すぐ調査を!

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ユニバーサル洗浄工法の特徴

  • 揚水量の圧倒的回復率

    揚水量の圧倒的回復率
    揚水量の圧倒的回復率

    98%という高い井戸回復率で、新設時のように元通りになります。
    時速約360kmの水圧で洗浄し、薬品を一切使用しません。
    超高圧水でスクリーンの奥部まで洗浄します。

  • 短い工期で実施

    スマートな施工方法
    スマートな施工方法

    従来工法で使用する大がかりな櫓ではなく、2mの小型な三脚設置により洗浄が可能なため、作業スペースや交通規制が最小限に抑えられます。
    また、水中テレビカメラで事前に調査するため効率よく作業を進めることができ、調査から洗浄・復旧まで工期は最短4~5日で行えます。

  • 水量・水圧・回転数を調整可能

    水量・水圧・回転数を調整可能
    水量・水圧・回転数を調整可能

    1分間に770回もの超高速回転で、ノズルから超高圧水を噴射させ旋回し、これにより目詰まりしている砂や汚れを取り除きます。もちろん状況に応じた制御ができるので、古い井戸やスクリーンの種類、劣化状況に適合した洗浄が可能です。井戸を壊さず最善の効果を発揮します。

  • 環境に負荷を与えない

    環境に負荷を与えない

    薬品を使用することなく清水のみで洗浄を行うため、人にも環境にも優しい工法です。

  • あらゆる井戸口径に対応

    • pho_wellitem001

      φ50

    • pho_wellitem002

      φ200

    • pho_wellitem003

      φ300

    • (打ち込み井戸)

    • pho_wellitem004

      φ500

    • pho_wellitem005

      φ900

    50mmから1,000mmまで幅広い範囲で対応可能です。

  • 集水井戸の洗浄もお任せください

    集水井戸の要である集水管も、長年の使用により目詰まりが起き集水能力を低下させます。そうなる前に早めの調査・改修・洗浄をおすすめします。

    地すべり防止用集水井戸も上水用集水井戸も目詰まりで悪影響を及ぼします。

ヴィーマのユニバーサル洗浄工法なら、
洗浄前と洗浄後にカメラ調査の映像をお客様に確認いただくので安心です。

洗浄前

長期にわたり使用された井戸は、様々な原因によりスクリーンに目詰まりを起こし、水の出を悪くしています。

洗浄後

ユニバーサル洗浄なら従来工法よりも確実にきれいに沈殿物や汚れを取り除くことができます。

従来工法との違いを比べてみてください

【従来のワイヤーブラシ洗浄】

従来のワイヤーブラシ洗浄では、スクリーンの内側にブラシを当てて汚れを取り除くのみで、外側の充填砂利部分までは洗浄できません。

従来工法である、高い櫓を組み立てワイヤーブラシを使用する「ブラッシング洗浄」や、薬品を注入し鉄筒を上下運動させて洗浄を行う「スワビング洗浄」は、ケーシング管表面の汚れ除去は可能ですが、ストレーナー奥部の洗浄ができないため、充填砂利部分の地層砂による目詰りやスケールの固着を完全に取り除く事ができません。
また従来工法では、ほとんどのケースで事前調査を行わないため、ストレーナー部の腐食、劣化が進んでいる井戸では、洗浄時に井戸を破損・崩壊させてしまうリスクが高く、事故事例も数多く報告されています。

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    ワイヤーブラシ洗浄 - ブラッシング前

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    ワイヤーブラシ洗浄 - ブラッシング後

【ユニバーサル洗浄工法】

井戸内に付着した硬いスケールや、錆・粘土粒子などをきれいに取り除くことができます。また、外側の充填砂利部分の洗浄も可能です。(充填砂利の役割は、帯水層にある細砂等が井戸内に入らないようにするためのフィルターです。)フィルターが目詰まりすると水や空気の流れが悪くなるのと同じです。

井戸管材質:SGP / ストレーナ形状:楕円型巻線

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    洗浄前

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    洗浄後

井戸管材質:SGP / ストレーナ形状:全巻線型

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    洗浄前

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    洗浄後

井戸管材質:SGP / ストレーナ形状:丸穴巻線型

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    洗浄前

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    洗浄後

井戸管材質:FRP / ストレーナ形状:多板式スクリーン

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    洗浄前

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    洗浄後

井戸管材質:SUS / ストレーナ形状:丸穴巻線型

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    洗浄前

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    洗浄後

井戸管材質:HIVP / ストレーナ形状:縦スリット型

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    洗浄前

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    洗浄後

各種洗浄工法比較表(各工法の説明)[ PDF ]

ユニバーサル洗浄工法の流れ

  1. 01施工前揚水試験

    既設水中ポンプを使用し、揚水試験を段階的に行い、現時点での揚水量と水位の測定を行います。井戸内にスケールが付着していたり、スクリーンの腐食や劣化が進んでいる場合、揚水量と水位は著しく低下します。

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  2. 02既設水中ポンプ・揚水管引揚げ(撤去)

    既設水中ポンプ・揚水管・ケーブルなどを4.9t吊ラフテレーンクレーンにて引揚げます。揚水管や水中ポンプに損傷や付着物が無いかを確認しながら慎重に引揚げます。そして、絶縁抵抗測定を行います。

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  3. 03施工前井戸内水中テレビカメラ調査・撮影

    井戸専用の水中テレビカメラを用いて井戸内部の状況を撮影・確認します。スクリーンに付着物や汚れがないか、また、井戸内に破損や腐食が見受けられないかなどの不具合の原因を確認することで、その後の作業を効率よく行う材料にします。

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  4. 04井戸内特殊洗浄工(ユニバーサル洗浄工法)施工

    水中テレビカメラ調査で井戸内の状況を確認した後、弊社が開発した井戸洗浄技術「ユニバーサル洗浄工法」にて井戸内特殊洗浄工を行います。当工法は、超高圧洗浄車より設置されている高圧ホースの先端部に特殊洗浄ノズルを装着させ、管の表面から圧力を調整しながら超高圧水を打ち出し、孔内の付着物を落としていきます。ノズルを高速旋回させることで、外側部分の付着物や地層砂等による目詰まりの除去を行うだけではなく、スクリーンの内部にも超高圧水を送り込み、裏込めされた充填砂利までしっかりと洗浄します。小口径の井戸から大口径の井戸まで弊社のユニバーサル洗浄工法なら洗浄が可能です。当工法はVEEmaだけの特許技術です。

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  5. 05井戸底部堆積物除去(エアリフト浚渫工)

    ユニバーサル洗浄工法による洗浄で、井戸の底に溜まった汚れや堆積物は「エアリフト浚渫工」を用いて完全に除去を行います。塩ビ管を繋ぎながら井戸底部まで降下させ、圧縮空気により堆積物と水を共に地上に排出させます。特殊吸引車内に汚れや堆積物を直接取り込むのと同時に、地下水のみを排水します。現場を汚すことなく、堆積物を処理施設に運搬することが出来ます。そして、排出された堆積物から洗浄状況を確認し、今後の工程をお客様と一緒に確認します。当工法もVEEmaだけの特許技術です。

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  6. 06施工後井戸内水中テレビカメラ調査・撮影

    施工後も必ず水中テレビカメラ調査を行い、洗浄効果が見受けられるかをしっかりと確認します。長年培ってきた高度な解析技術やノウハウにより、井戸内の現状を確実に把握します。また、施工前(洗浄前)には汚れで見えなかったスクリーン部分の詳細な状況も確認することが出来ます。洗浄効果を確認するだけではなく、井戸の改修計画、長寿命化計画を考え、お客様に最適な今後の井戸のメンテナンスについてお伝えいたします。

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  7. 07新設水中ポンプ・揚水管据付(設置)

    ポンプに不具合があったり、揚水管に穴が開いていた場合は新品に取り替えます。そして、4.9t吊ラフテレーンクレーンを用いて再び井戸内に水中ポンプと揚水管、ケーブル等を据え付けます。設置完了後は、絶縁抵抗測定を行います。

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  8. 08施工後揚水試験

    新設時や施工前と比較し、揚水試験を行います。まず予備揚水試験を行い、次に段階揚水試験を行います。段階揚水試験の結果から得られたデータをもとに、連続揚水試験を行います。連続揚水試験終了後、60分間の回復試験を行います。

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ユニバーサル洗浄なら、どんな困った井戸でも対応

  • 腐食した井戸

    長年使用した井戸

    井戸は年々使用するとスクリーンが目詰まりを引き起こすなど劣化が進行していきます。
    ユニバーサル洗浄工法は井戸の劣化具合に合わせて施工方法や水圧を調整するため、井戸を痛めず洗浄することができます。
  • 穴の開いた井戸

    破損している井戸

    水中カメラで井戸の状況をしっかり確認。穴の開いている箇所は水圧を低く、それ以外の箇所は高い水圧で洗浄することで、井戸全体をムラなくきれいにすることが可能です。
  • 二重ケーシング井戸

    二重ケーシング井戸

    ユニバーサル洗浄工法はどんな口径の井戸にも対応しており、内部に付着した硬いスケールや、錆、粘土粒子等はもちろん、外側の既存井戸も確実に洗浄することが可能です。
    二重ケーシングについて詳細を見る

井戸洗浄・再生技術“ユニバーサル洗浄工法”

国土交通省
netis
新技術情報提供システム
NEW TECHNOLOGY INFORMATION SYSTEM
登録されました
登録番号:KK-190045-A 
技術名称:ユニバーサル洗浄工法
事後評価未実施技術 
登録年月日:2020年3月2日

NETISとは、国土交通省が行う「公共工事における新技術活用システム」を指します。
公共工事等において、新技術の活用を積極的に促進し、情報の提供・共有を目的としています。

NETIS Webサイト:https://www.netis.mlit.go.jp/netis/

当社の井戸洗浄再生システム(ユニバーサル洗浄工法)のあゆみ

2000年代

2001年10月20日

FUKUIハイウェイニュースに弊社の「超高圧特殊洗浄工法」が取り上げられる [PDF]

2006年3月10日

全国商工会議所青年部連合会ビジネスプランコンテストにてグランプリを受賞

2006年3月11日

福井新聞に、ビジネスプランコンテストについて掲載される

2006年4月6日

工業新聞に、弊社の「ユニバーサル洗浄工法」が紹介される

2006年4月11日

経済新聞に掲載される

2006年5月14日

県民福井新聞にインタビュー記事が掲載される

2006年6月20日

工業新聞に掲載される

2006年9月1日

日刊工業新聞に、弊社の「ユニバーサル洗浄工法」が取り上げられる

2006年9月9日

福井新聞に、弊社のプレゼンテーションが取り上げられる

2007年5月18日

[特許取得]深井戸管内の洗浄方法及び洗浄装置特許第3955994号

2007年12月7日

建設工業新聞に、特許取得-深井戸管内の洗浄方法及び洗浄装置が取り上げられる

2010年代

2012年8月17日

[特許取得]深井戸管内の洗浄方法及び洗浄装置特許第5063228号

2012年12月28日

[特許取得]深井戸管内の洗浄方法特許第5167221号

2013年5月24日

[特許取得]水の浄化装置特許第5273962号

2013年6月30日

[特許取得]井戸底の堆積物吸上げ方法及び吸上げ装置特許第6166218号

2015年8月19日

建設工業新聞に、深井戸の洗浄再生システムについて取り上げられる [PDF]

2015年9月3日

福井新聞に、フクイ建設技術フェア2015に出展した様子が掲載される [PDF]

2015年9月7日

建設工業新聞に、長寿命化環境対策について掲載される [PDF]

2015年11月7日

建設工業新聞に、フクイ建設技術フェア2015に出展した様子が掲載される [PDF]

2018年3月30日

[特許取得]井戸底の堆積物吸上げ方法及び吸上げ装置特許第6313113号

2019年10月18日

建設工業新聞に、フクイ建設技術フェア2019に出展した様子が掲載される

2020年7月10日

建設工業新聞に、ユニバーサル洗浄工法が国土交通省NETISに登録されたことが取り上げられる

2021年7月14日

「第41回 新商品・新サービス合同プレス発表会」の記事が建設工業新聞に掲載される

2021年7月27日

「スーパーユニバーサル洗浄工法AQUA」2021年7月27日福井新聞掲載

井戸洗浄・再生に関するご質問
  • 施工は大掛かりなの?

    大きな櫓等は使用いたしません。小さいたん管を使用するだけですので設置もスピーディーです。超高圧ポンプ車は4tタイプですのであらゆる場所にも対応可能です。

  • 薬品は使うの?

    トリポリリンソーダー等の薬品は一切使用致しません。清水のみの洗浄ですので環境にやさしい洗浄方法です。

  • 従来工法と何が違うの?

    ワイヤーブラシ・スワビング洗浄は強い動力を使用し摩擦力を利用しますので、井戸が破損する危険性があります。また、スクリーン奥部までの目詰まり等の除去が完全に行えないデメリットがあります。
    ユニバーサル洗浄工法は超高圧水を井戸内壁10mm以内に調整装着を行い高速旋回洗浄しますので、付着物やスクリーン奥部の目詰まりも確実に除去できる工法です。
    また、水中テレビカメラにて洗浄前後の比較状況をご確認していただきますので安心です。

  • 井戸にメンテナンスは必要?

    早い段階でのメンテナンスにより井戸の寿命を飛躍的に長持ちさせることができます。井戸も長年の使用により、固い付着物による目詰まりや地層砂の目詰まりによって地下水の流入が妨げられ、水量の減少や砂の流入等が起き使用目的を十分に果たすことができなくなります。定期的なメンテナンスは大切な事です。

  • 洗浄して井戸は壊れないの?

    ユニバーサル洗浄工法は洗浄装置を特殊ガイド装置にて固定しております。また洗浄水圧は任意に調整が可能ですので井戸内を傷めずに洗浄できる工法です。

  • どんな井戸でも対応可能?

    あらゆる井戸口径・深度にも対応可能です。お気軽にご相談下さい。口径50ミリから1000ミリまで、ユニバーサル洗浄工法で対応できます。

その他お問い合わせはお問い合わせフォームからお願い致します。
「あれ?井戸が枯れた?」と思ったら、新しく掘り直す前に一度ご相談ください。
必ずしも新しく掘ることが解決策の全てではありません。井戸枯れしたと思っても、そのほとんどはまだまだ使えます。
今あるものを大切に長く使えるように、まずは原因を究明することが重要です。

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